仮想通貨ビットコイン 1日あたりのトランザクション量が2018年1月の水準まで増加

1日のビットコイン(BTC)のトランザクション量が増加している。transactionfee.infoのデータによると、2018年1月の水準にまで回復している。一部の業界専門家は、これをビットコインのエコシステムのファンダメンタルが進化している証拠であると指摘している。

1日あたりのビットコインのトランザクション Source: transactionfee.info

ビットコインのセキュリティシステムを手掛けるCasa社の最高技術責任者であるジェームソン・ロップ氏は、今年ははじめのMdiumへの投稿の中で、「(ビットコインの)システムが改善し、成長している」と結論付けている。同氏はブログの中で、様々な統計データをもとに2018年を通じてビットコインが成長を続けたと指摘する。

「過去2年にわたりビットコインコアによって、ブロック伝搬の様々な改善が行われた。ノードがアップグレードされるにつれて、それらは効果をもたらしているようだ。また新しい高性能なマイナーリレーネットワークもある」

ロップ氏によれば、「トランザクション需要の低下、手数料算出のアルゴリズムの改善、Segreted Witness(SegWit)の導入、およびトランザクションのバッチ処理により、ブロックスペースの効率的な利用と、乏しいリソースに対する競争が減少した」と述べている。SegWitとはビットコインネットワーク処理の遅延解消と、手数料改善のために導入された技術だ。

2018年、SegWitによるBTCのトランザクションのパーセンテージは10%から40%に増加したという。BTCトランザクションの平均サイズは18年2月の750バイトから、18年第4四半期には450バイトになっており、ロップ氏はSegWitの導入が進んだためだと説明している。

またBTCのドミナンスは18年1月には32.5%だったのが、18年第4Qには50%以上にまで戻った。ロップ氏は、ほかの投機的な仮想通貨から「相対的に『安全な避難場所』」であるBTCに移ってきていると指摘する。