著名な株式投資家のビル・ミラー氏のヘッジファンドが、ビットコインとアマゾン株などのおかげで今年上半期に46%のリターンを記録したことが明らかになった。ブルームバーグが報じた。
ミラー氏のファンドの上位保有銘柄は、アマゾン・ドット・コムやホームセキュリティーシステムを手掛けるADT。また、長年ミラー氏が推しているビットコインへの強気な投資姿勢も功を奏したという。
7月27日午前10時25分時点でビットコインの価格は年初来で166%以上上昇している。
ミラー氏は、ビットコインが伝統的なマーケットと相関関係が低いところを評価。今年初めのことには、ビットコインはゼロになるかかなり価値を持つようになるかのどちらかという見方を示していた。
ミラー氏のファンドの運用資産額は1億2600万ドル(約136億円)。
伝統的なマーケットが近い将来の崩落することを予想し、相関関係の低いビットコインを保険として持つべきと主張する専門家は多い。
例えば、モルガン・クリーク・デジタルの共同創業者アンソニー・ポンプリアーノ氏は、現金95%+ビットコイン5%の急進的なポートフォリオを提案している。
【関連記事:現金95%+ビットコイン5%のポートフォリオを提案、米仮想通貨資産マネジメント創業者】
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版