著名ヘッジファンドマネジャーのレイ・ダリオ氏は、ドナルド・トランプ米大統領による関税措置の示唆や、先行きが読みづらい経済政策が続くなか、世界経済に対して強い警告を発した。
スイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)に合わせ、火曜日にCNBCのアンドリュー・ロス・ソーキン氏の取材に応じたダリオ氏は、通貨秩序が「崩れつつある」と述べ、中央銀行による法定通貨の扱い方に変化が生じていると指摘した。
ダリオ氏によると、法定通貨を保有する側と「それを必要とする側」の双方が互いに不安を抱いており、将来的に「大きな問題」を生む可能性があるという。
「法定通貨や債務は、富の保存手段として、中央銀行によって以前と同じ形では保有されていない。そこに変化が起きた」とダリオ氏は語った。「昨年、最も大きく動いた市場は金市場で、ハイテク市場などを大きく上回った」。

こうした発言は、トランプ大統領が、デンマークによるグリーンランドの「所有権」を疑問視する自身の発言に欧州首脳が反発したことを受け、欧州諸国に対する関税を示唆してから数時間後に行われた。
ダリオ氏は昨年12月、デジタル資産規制を含むトランプ氏の経済政策について、民主党が議会の一院または両院の主導権を取り戻した場合、2026年の中間選挙で「大きく弱まり」、2028年の大統領選挙後に覆される可能性があるとの見方を示していた。
トランプ大統領は火曜日、WEFでの協議に参加するためダボスを訪れる見通しだ。
ダボスに集まる仮想通貨業界のリーダーたち
トランプ大統領や各国首脳に加え、今週は多くの仮想通貨関連企業の幹部がWEF関連行事のためスイスに集結している。
コインベースの最高経営責任者であるブライアン・アームストロング氏は月曜日、ダボスから現地報告を行い、「仮想通貨が各国の金融システムをどのように更新できるか」について世界の指導者と意見交換し、資本市場へのアクセスを「民主化」するためのトークン化を提唱すると述べた。また、先週延期された米上院で審議中のデジタル資産市場構造法案について、銀行幹部と協議する予定だと付け加えた。
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