DAG(有向非循環グラフ)コインの一種と考えられる仮想通貨レイブロックス(XRB)が1日、ブランド刷新の一環で「ナノ」に改名すると発表し、一時20%以上急騰した。時価総額は約2800億円となっており、第22位の仮想通貨となっている。

 公式声明によると、同コイン開発チームは昨年11月から改名を検討。英文でも発音しにくいという声が相次ぎ改名が決まった。「ナノ」という新しい名称は、同コインが掲げる低遅延と取引手数料ゼロを表しているという。さらに、親しみやすい名前を起用することで一般向けの浸透も見込む。

 「ナノ」は2016年に元クアルコム等出身の米エンジニアであるコラン・ルマヒュー氏が設立。当時ビットコインが直面していた取引量や取引承認速度の問題を解決する目的で開発された。手数料ゼロ、マイナーゼロ、遅延ゼロを謳っており、IoTにおける応用に向いているとされる。

 DAGコインはビットコインがスケーラビリティ問題に直面するなか注目を浴びる仮想通貨の一種で、IOTAやバイトボールなどが知られている。 

 なお現時点でXRBを取り扱っている日本の仮想通貨取引所は無いが、バイナンスにおける最新の人気投票で第一位となったため近日上場することが決定している

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