仮想通貨暴落が起きた2020年第1四半期(1-3月期)は「ハイリスク」の分散型アプリ(Dapps)の増加が際立った。Dapp.comが4月15日に発表したレポートの中で指摘した。

(出典:Dapp.com 「分散型アプリのパフォーマンス(2020年第1四半期)」)

「ハイリスク」カテゴリーのDappsのユーザーは、前期比で50%近く増加。30万の大台を超えて全てのカテゴリーの中でトップになった。2019年全体でハイリスクDappsのアクティブユーザーは38万3000人だったため、2020年第1四半期だけですでに昨年の8割を達成したことになる。

また、新たに作られたDappsのうちのほぼ5割がハイリスクだという。

Dapp.comは、「弱気相場ではより多くの開発者がハイリスクのDappsを開発する傾向にある」と分析している。

仮想通貨トロンが活発

また2020年第1四半期は、1日のアクティブユーザー数で仮想通貨トロンが最も多かった。

トロンの1日のアクティブユーザー数は2万1606人で、イーサリアムやEOSなどを含める他の6つのブロックチェーンにおけるアクティブユーザーの33%を占めた。

(出典:Dapp.com 「1日のアクティブユーザー数」)

イーサリアムの1日のアクティブユーザー数は2万994人だった。