世界4大会計事務所の一つPwCが従業員1000人を対象に、ブロックチェーン技術を含めたデジタルスキル習得のためのプログラムを来年1月から開始する。先月30日にディジデイが報じた。会計業務だけでなくコンサルタントやマーケティング業務も手がけるPwCは、デジタル化を求める顧客に対応する必要性に迫られているという。

このプログラムは「デジタル・アクセルレーターズ」と呼ばれ、データ・クレンジングや3Dプリント、ドローン、でブロックチェーンなどデジタルに関する授業を毎週開催。PwCの従業員1000人が対象で、通常業務からデジタル領域の顧客やプロジェクト対応への切り替えを目指す。参加する従業員は、2年間プログラムに献身的に取り組むという契約署にサインしたという。

「デジタル・アクセルレーターズ」のトップであるサラ・マクエナニー氏は、次のように話した。

「競争力を保って顧客の要望に答えるために必要なことだ。顧客は我々に対してデジタル化をしてコスト削減することを望んでいる」

今週は奇しくもPwCが「規制の不透明さと信用問題が、ビジネスにおけるブロックチェーン導入の障害となっている」という報告書を発表していた。