ソラナ基盤のミームコイン発行プラットフォームPump.funの7月の月間収益は2,496万ドルと、2025年の最低水準となった。ミームコイン作成分野は数カ月にわたり関心低下が続いており、その勢いの減速が鮮明になっている。
分散型金融(DeFi)分析プラットフォームDefiLlamaのデータによると、Pump.funの収益は1月の1億3,000万ドル超のピークから80%減少した。今年の収益は2月に9,000万ドル、3月に3,700万ドルまで落ち込み、その後3カ月間は約4,000万ドルで推移していたが、7月に過去最低を記録した。
この急減は、7月に取引量と時価総額が急増した後に急速に冷え込んだミームコイン市場全体の勢いの失速を反映している。
ミームコイン取引量、7月ピークから67%減
7月、ミームコイン市場は好調で、アナリストの間では強気転換との見方も出ていた。CoinMarketCapのデータによれば、7月23日時点でミームコインの時価総額は850億ドル、24時間取引量は172億2,000万ドルに達していた。
しかし、その上昇基調は維持できず、5日(月)時点のCoinMarketCapのデータでは、ミームコイン全体の時価総額は650億ドルと、7月のピークから23.5%減少。24時間取引量も55億9,000万ドルまで落ち込み、7月23日の記録から67%減少した。
主要ミームコイン発行プラットフォームが集まるソラナネットワークでも、8月に入って新規トークンの発行が減少している。Solscanのデータによると、2日にソラナで発行されたSPL(Solana Program Library)トークンは約3万4,040件と、過去3カ月で最も少なかった。
ソラナのミームコイン発行プラットフォームも取引減
ソラナの主要ミームコインプラットフォームにおける取引活動も同様に減少している。
7月9日、Pump.funは日次で過去最高となる34万6,000人のトレーダーと3億4,800万ドルの取引量を記録した。競合のLetsBonkは20万8,000人のトレーダーと5億300万ドルの取引量を記録している。
しかし、月曜日時点で分散型取引所アグリゲーターのJupiterが示したデータでは、Pump.funのトレーダー数は12万9,000人、取引量は1億5,000万ドルとなり、日次トレーダー数は62%減、24時間取引量も56%減となった。
一方、LetsBonkは26万人のトレーダーを記録し、7月9日の数値から25%増加した。ただし、日次取引量は4億5,300万ドルと、7月9日比で約10%減少している。
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