上場投資信託(ETF)発行企業のプロシェアーズは、11月2日にショート・イーサETFのローンチを発表した。
新たな「ショート・イーサ戦略ETF」は、ニューヨーク証券取引所Arcaで「SETH」というティッカーシンボルの下で取引を開始し、投資家にイーサ(ETH)の価格下落から利益を得る機会を提供することを目指している。プロシェアーズの他の仮想通貨ETFと同様に、SETHはイーサの先物契約を通じてエクスポージャーを得る。
プロシェアーズのマイケル・サピアCEOによれば、SETHは「煩雑で高価になり得る」ETHへのショートエクスポージャーを得る課題に対処することが狙いだという。「今日のSETHのローンチにより、プロシェアーズはイーサが上昇する日も下落する日も、伝統的な証券口座を通じて利益を得る機会を投資家に提供する」とCEOは語った。
SETHは、ビットコイン(BTC)やイーサなどの仮想通貨にリンクしたプロシェアーズの他のETFシリーズに加わる。2021年10月には、プロシェアーズは米国で初のビットコインETFである「ビットコイン戦略ETF」をローンチした。その後、ビットコインが2万ドルを下回ったことを受けて、2022年6月に「ショート・ビットコイン戦略ETF」をローンチした。
プロシェアーズの他の仮想通貨ETFには、「プロシェアーズ・イーサ戦略ETF」、「ビットコイン&イーサ市場キャップウェイト戦略ETF」、「ビットコイン&イーサイコールウェイト戦略ETF」などがある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン