顧客資金の不足に直面した仮想通貨カストディ会社プライム・トラストが、米デラウェア州で連邦破産法第11条による破産申請を行った。
同社は8月15日の申請書で、債権者が2万5000人から5万人で、推定負債額が1億ドル(約145億円)から5億ドル(約727億円)、推定資産額が5000万ドル(約72億円)から1億ドル(約145億円)であると明らかにした。
プレスリリースによれば、「当社は、連邦破産法第11条の手続き開始が当社のクライアントと利害関係者の利益のために透明で価値最大化のプロセスを提供すると考えている」と述べている。

破産申請を行ったのは、プライム・コア・テクノロジーズ、プライム・トラスト、プライム・IRA、プライム・デジタルの4社である。これは進行中の話題であり、情報が入り次第、追加される。
今回の破産申請に先立ち、今年6月にはプライムトラストが顧客からの出金要請に応じることができない状況となり、ネバダ州のビジネス規制当局が6月21日に同社に対して停止命令を出した。帰省当局は、その財務状況が「健在でない状況」であり、顧客からの引き出しに応じることができないと指摘していた。
その数日後の6月26日に、ネバダ州の規制当局は裁判所に同社を管理下に置くよう要請し、裁判所は7月18日にそれを承認した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン