BTC/USD

8月3日と4日に小休止のローソク足のパターンを形成した後、ビットコインは5日に上昇を再開しようとしている。これは、強気派が弱気派を圧倒したことを示唆している。

BTC/USD daily chart

出典: TradingView

上昇傾向の移動平均線と買われ過ぎの領域にある相対力指数(RSI)は、強気派が支配的であることを示唆している。

強気派がBTCを12,113.50ドル以上に押し上げることができた場合、上昇トレンドが再開する可能性がある。上昇時に注目する次のターゲットは13,000ドル、その次は14,000ドルだ。弱気派は14,000ドルのレベルを死守する可能性が高いため、これらの価格帯で調整が起こる可能性がある。

逆に、BTCが12,113.50ドルから反落した場合、数日間は10,400~12,113.50ドルの間で保ち合いとなる可能性がある。10,400ドルを下抜けてしまえば、ロングポジションの清算につながる可能性があるため、非常にネガティブだ。

ETH/USD

イーサ(ETH)は366ドルのサポートを上回っており、徐々にインチを上げようとしている。強気派はETHを400~415.634ドルのレジスタンスゾーンを超えて押し上げることができた場合、480ドルへ上昇する可能性が出てくる。

ETH/USD daily chart

 出典: TradingView

上昇している移動平均線は強気派にとって有利であることを示唆しているが、RSIについては買われ過ぎとなっている点については注意が必要だろう。

415.634ドルを上回らなかった場合、短期トレーダーによる利益確定が発生する可能性があり、ETHが366ドルまで下落する恐れがある。366ドルのサポートを下抜ければ、弱気派が復活している最初のサインとなる。

366ドルを下抜けてしまえば、346.857ドル、さらに325.612ドルまで調整が拡大する可能性がある。これらの価格レベルは、最新の上昇での38.2%と50%のフィボナッチリトレースメントレベルだ。どちらかのサポートから反発すれば、それは押し目買いの需要があることを示すので、ポジティブなサインだ。ただし、弱気派がETH価格を304.367ドル以下に沈めた場合、トレンドが変化する恐れがある。

XRP/USD

XRPは8月3日と4日に小休止のローソク足のパターンを形成し、弱気派と強気派の両者でためらいがあることを示唆している。ただし、8月2日以降、強気派はXRPを0.284584ドルのサポートを維持しており、押し目買いがあることを示している。

XRP/USD daily chart

出典: TradingView

2つの移動平均線は上昇しており、RSIは買われ過ぎの領域にある。これは、強気派が支配的であることを示唆している。強気派が0.32ドルを超えてXRP価格を押し上げることができた場合、0.346727ドルの直上のレジスタンスを再び試す展開となるだろう。

逆に、XRPが0.284584ドルを下回った場合、勢いが弱まっていることを示唆している。下落時で注目する次のサポートは、20日間指数平滑移動平均線(0.249ドル)だ。

XRPがこのサポートから反発すれば、強気派は再び上昇トレンドの再開を試みるだろう。ただし、弱気派が20日間EMAを下抜けさせた場合、より大きな調整となるだろう。

BCH/USD

ビットコインキャッシュ(BCH)は過去2日間、280ドル以上のサポートを維持しているが、このレベルからの急激に反発できなかった場合、より高値では需要が不足していることを示している。

BCH/USD daily chart

出典: TradingView

20日間EMA(272ドル)は上昇傾向にあり、RSIはポジティブな領域にある。これは、強気派が優勢であることを示唆している。305ドルを上抜けた場合、上昇の動きが再開することになるだろう。次に注意すべき価格レベルは、320ドル、さらに353ドルだ。

逆に、弱気派がBCHを280ドル、さらに20日間EMA(272ドル)以下に沈めた場合、弱気派が優位となるだろう。

LTC/USD

ライトコイン(LTC)は8月2日に大きく反落した後、狭いレンジで取引されている。これは次の方向性について、弱気派と強気派との間で明確さが欠如していることを示唆している。

LTC/USD daily chart

出典: TradingView

強気派がLTC価格を60ドル以上に引き上げた場合、64~65.1573ドルのレジスタンスゾーンを再び試す展開となるだろう。このゾーンを上抜けることができれば、上昇トレンドの再開となるだろう。上昇時のターゲットは75ドル、その次は80ドルだ。

上昇する20日間EMA(53ドル)とポジティブな領域であるRSIは、強気派が優勢であることを示唆している。

逆に、LTCが55ドルを下回れば、重要なサポートである51ドルまで下落する恐れがある。51ドルを下抜けてしまえば、弱気派が有利となる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

 

【PR】コインテレグラフのレギュラーコメンテーター「トシムリン」が運営する「仮想通貨研究所LINE」の登録はこちらから!トレードにおける情報や「ツボ」と「コツ」を手に入れよう。

トシムリン仮想通貨研究所