南米ベネズエラのニコラス・マデューロ大統領が5日、石油備蓄をベースとした仮想通貨であるペトロの発行を指示した。1ペトロにつき1バレルのベネズエラ産石油価格と連動し、100億ペトロ発行される。

 また、1月14日にはペトロを採掘するマイナーを対象に国民会議が開かれる。同仮想通貨のホワイトペーパーも公開予定だ。

 今回の動きについて、米による経済制裁を迂回する目的を指摘する声もある。また、激しいインフレに悩まされる同国では人口の3%が仮想通貨のマイニングを行うなど仮想通貨熱が高まっている。