ブロックチェーンベースのスポーツプラットフォームであるチリーズ(Chiliz)は、ポルトガルサッカー連盟と提携し、Sociosでファントークンをリリースした。

木曜日に発表されたSociosのアナウンスの中で、チリーズは、数日以内にポルトガルのサッカー代表チーム(「A Seleção」または「ザ・セレクション」とも呼ばれる)のトークンを国内のファンに向けて配布すると発表した。これまでにトークン化されたスポーツ・フランチャイズと同様に、この「デジタル・コレクティブル」はチリーズのブロックチェーン上で鋳造され、トークン保有者は投票やVIP報酬の獲得が可能となる。

ポルトガルサッカー連盟のチーフ・マーケティング・オフィサーであるヌノ・モウラ氏はこう語る。

「$PORファン・トークンの発行により、サポーターの皆様に新しい方法でリーチし、新しく革新的な方法で交流できるようになる。これにより、ファンとポルトガル代表チームとの間にこれまでになかった新たな機会が創出され、トークンならではの特典や体験、報酬を提供できるようになるだろう」

チリーズがSociosを通じてスポーツ界の主要組織と提携し、ファントークンをリリースしている一方で、仮想通貨企業やブロックチェーン企業はヨーロッパや世界のスポーツフランチャイズとのライセンス契約に躍起になっている。今月初め、フランスサッカー連盟は、ブロックチェーンベースのファンタジーサッカーゲームを提供している「ソラーレ」と共同で、公式選手のノンファンジブル・トークン(NFT)を発売することを発表している。

米国では、バスケットボールチームのフィラデルフィア・セブンティシクサーズとナショナルホッケーリーグのニュージャージー・デビルズが、Sociosと同様のパートナーシップを結んでいる。同プラットフォームは、今年のファントークンの総売上高が1億5000万ドル以上に達したと報告している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン