パイク・ファイナンス(Pike Finance)は不正攻撃され、168万ドル相当のデジタル資産が失われた。この攻撃は3日間で2度目のものとなる。

オンチェーン分析会社CertiKのたレポートによれば、分散型金融(DeFi)の貸し付けプロトコルであるパイク・ファイナンスは、4月30日にイーサリアム、アービトラム、オプティミズムで168万ドルの被害にあった。

攻撃者はパイク・ファイナンスのスマートコントラクトにある脆弱性を利用して出力アドレスを変更し、イーサリアム(ETH)で140万ドル分、オプティミズム(OP)トークンで15万ドル分、アービトラム(ARB)トークンで10万ドル分以上を不正流出させた。

またパイク・ファイナンスでは4月26日に30万ドル相当の被害も発生している。

Pike Finance Ether exploit. Source: Etherscan

パイク・ファイナンスの5月1日のX投稿によると、これら2つの攻撃は、攻撃者がスマートコントラクトの脆弱性から発生しており、攻撃者はコントラクトを無効にすることができたという。

パイク・ファイナンスは資金の返還または資金回復につながる情報に対して20%の報酬を提供するとしている。

Certikの4月30日のレポートによれば、4月に仮想通貨のハッキングと詐欺による損失は2570万ドルに減少した。これは2021年以来で最も少ない数値となった。