PayPalが

1月、ReminderからNews Media Canadaへの送金手続きが、PayPalの許容される使用ポリシーに違反したとして凍結された。

以前はFlin Flon Daily Reminderとして知られていたReminderは、カナダで週三回発行されている地元の新聞だ。

Reminderを発行するValerie Durnin氏は、”シリアの家族が新しい生活に慣れる”と題した記事を添えて、毎年行われる地元の新聞大賞に応募しようとNews Media Canadaに242.95ドルに相当する金額を送金しようとしていた。

記事の発行出来ず

その後、PayPalが”シリア”の単語を検知してNews Media Canadaのアカウントに制限をかけていたことが発覚している。

PayPalでは、機関や個人が互いに送金を行った場合、その取引は商品やサービスに対して送金が行われたものとして処理される。こうした取引の枠組みの中では、ユーザーはどの商品やサービスを購入して他社に対して支払いが行われたのかその詳細を記す必要がある。今回のReminderとNews Media Canadaのケースは、アルゴリズムが取引内の”シリア”という単語を含んだ記事のタイトルを引用していたReminderの編集者を検知したことで起こったとされている。

最初に、PayPalは72時間決済をブロックし、3日以内にReminderへの対応とフォローアップの約束を通達した。しかし72時間後、PayPalのチームは何ら説明や返答を行わず、Reminderへただ返金を行うのみだった。

ReminderがNews Media Canadaに決済が正しく行われなかったとして連絡を取った際に、News Media Canadaのチーム、PayPalがReminderから送られてくるはずの送金手続きがブロックされ、News Media Canadaの実際のアカウント、つまりPayPalに登録されているNews Media Canadaのアカウントで支払いの送金や受取、残高からの引き出しなど一切が出来なくなっていたことに気付いたという。

支払いの目的に関わらず、当初、PayPalチームはNews Media Canadaのアカウントの凍結を続けており、同メディアに対して記事と取引に関しての明示的な詳細の掲示を求めていた。

PayPalカナダ支店広報担当者は、News Media CanadaにEメールを送った後で、アメリカ財務省がシリアにへの決済に規制をかけていると述べており、アカウントの凍結が解除され取引が完了するまでにのべ1週間以上かかっている。

ビットコインと経済の自由

過去数十年間にわたり、個人企業の意に介さない対応により、企業や個人が大きな不利益を被るケースは多く存在する。PayPalは取引のブロックやアカウントの無効化など、事前の告知なしに消費者に対して対応をしばしば行うことで知られているが、利用者は分散型の決済システムやビットコインなどの分散型通貨を利用することによる個人情報の問題や経済的なメリットを把握することは重要だ。PayPalのような中央集権型の金融サービスプロバイダーは、根拠のない理由で企業や個人の決済を凍結するべきではないだろう。


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