ビットコインの優位性をウォール街のポートフォリオ史から解説、米仮想通貨ヘッジファンドCEO

米国の仮想通貨ヘッジファンド、パンテラ・キャピタルのダン・モアヘッドCEOは、28日に配信したニュースレターの中で、ビットコインに強気な理由として「相関関係の低さ」「高いリターン」の2つを指摘。ウォール街のポートフォーリオの歴史をみても、その優位性が際立っているという見解を示した。

ポートフォリオの歴史

1980年代からウォール街でビジネスをしてきたモアヘッド氏によると、分散投資は最近の現象だ。かつては、「ほとんどの資産が比較的お互いに相関関係がない状態だった」という。

「債券投資家は、債券だけ所有していた。株の投資家は為替のことは何も知らなかったし、原油のトレーダーは、原油だけトレードした」

しかし、多くの人々が同じように分散投資をすれば、それは分散投資ではなくなる。皮肉なことに、多くの人々のポートフォリオが同じようになったとモアヘッド氏は述べた。

「商品のようにかつては完全に相関関係のなかった資産が、相関関係をもつようになる。なぜならゴールドマンサックス・コモディティ・インデックスのような投資商品が作られて、機関投資家が相関関係のない資産への露出を増やすことが簡単になったからだ」

モアヘッド氏は、「みんな同じものを持っている」とし、「木材のような実物資産がS&Pに相関している」と述べた

ビットコイン

その上でモアヘッド氏は、その他多くの資産に相関していない資産は1つあり、それはブロックチェーンだと指摘。ビットコインについて、「8年間の平均成長率が235%で、他の全ての資産にほぼゼロの相関関係を持つ資産」とし、「いくらか持つべきだろう」と述べた。

(出典:Binance Research Report, Bloomber via Pantera Capital「週ごとのリターンの相関関係(2016年第2四半期~2019年第2四半期)」)

相関係数は0が最も低く、1が最も高い。

ビットコインとその他の資産との平均相関係数は0.08と断トツで一番低い。