半減期まで1週間となった5日の仮想通貨(暗号資産)ビットコインは、9000ドルのレジスタンスを破れず、8900ドル付近を推移している。

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(出典:Coin360 5月5日午前11時50分)

半減期を前に価格が上昇するのではないかと期待が高まっている中で、米国の仮想通貨ヘッジ・ファンド、パンテラ・キャピタルのダン・モアヘッドCEOはビットコインが「大きく上昇する可能性」が50%以上あると予測。2021年8月に50万ドル以上のピークを迎えると主張している。

モアヘッドCEOは4月30日に投資家に向けた手紙の中で、半減期後がビットコインへ与える影響について「もし新規の供給が半分になり、他の全てが同じであれば価格は上昇するはずだ」とし、以下のようにコメントした。

「ビットコインは歴史的に半減期の459日前に底を打ち、上昇を始める。半減期後の上昇は平均して446日で強気のピークを迎える。ただ、現在のサイクルでは市場は実際には今回の半減期から514日前に底値を打っていると言える。」

そしてこの予測から次のように予測した。

「もし歴史が繰り返されるとしたらビットコインは2021年8月に53万3431ドルのピークを迎えるだろう」

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(出典:Pantera Capital)

この予想については「馬鹿げてるように見えるかもしれない。ただビットコインが上昇する可能性は50%ある」とした。

ダンモアヘッドCEOは3月にもビットコイン価格が最高値を更新するのは今後12ヶ月かかると発言。

新型コロナウイルスへの経済対策として世界各国の中央銀行が利下げや米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和などで紙幣の量を増やすことで、米ドル建てのビットコインの価値が上がると予想している