英拠点の仮想通貨貸付およびリクイディティプロバイダーB2C2は、仮想通貨の大暴落を受けた3月、ビットコイン(BTC)市場および主要スポット取引所3カ所全体でBTC価格のスプレッド(買値と売値の差)が顕著だったとの報告書を公開した。

2013年以来のBTC価格急落となった3月12日と13日では、OTC取引市場では著しい幅のスプレッドが見られたとしている。

3月12日には、ベンチマークとなる取引所での25BTC単位のスプレッドが1桁ベーシスポイント(100分の1%)近くから200ベーシスポイントに急上昇。ある取引所では、500ベーシスポイント、つまり価格の約5%にあたるスプレッドが発生した。また3月13日は、取引所の1つでスプレッドは10%を超えていた。

さらに、100BTC単位の取引では極端な変動が見られ、複数の取引所で400ベーシスポイント以上のスプレッドが見られた。

また、小売市場でも5%から10%のスプレッドが見られた。

先日仮想通貨分析企業クリプトコンペアは、3月12日と13日に起きた仮想通貨の大暴落で、スポット市場とデリバティブ市場の両方で過去最高の取引高を記録したことがわかったと報告している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン