オープンAIは22日、先週解任されたサム・アルトマン氏が同社のCEOとして復帰すると発表した。

同社の公式ツイッターによると「アルトマン氏が新設された初期理事会の一員としてオープンAIに復帰するという原則的な合意に達した。理事会はブレット・テイラー(議長)、ラリー・サマーズ、アダム・ダンジェロで構成されます。詳細を詰めるための協力を進めている」とツイートした。

アルトマン氏は復帰の発表をリツイートし、ハートの絵文字を添えて自らの意欲を示した。

「オープンAIが大好きで、過去数日間行ったことはすべて、このチームとその使命を一丸となって支えるためだった。日曜の夜にマイクロソフトへの参加を決めた時、それが私とチームにとって最善の道だと明らかだった。新しい理事会とナデラの支援を受けて、オープンAIに復帰し、マイクロソフトとの強力なパートナーシップを築いていくことを楽しみにしている」とアルトマン氏は発信している。

ナデラ氏はアルトマン氏とグレッグ・ブロックマン氏のオープンAIへの復帰を支持し、オープンAIが繁栄し使命を推進する上で今回の動きが重要であるとした。

「オープンAIに戻り、今夜からコーディングを再開する」とブロックマン氏はツイートした。

アルトマン氏の短期間の離脱は、同氏がもつチームを結束させる力を明らかにした。11月20日、オープンAIの従業員700人中505人が、アルトマン氏の解任とブロックマン氏の理事会からの退任が同社の使命を損なうものだとする手紙に署名したと報じられていた。

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