オミセゴー創設者の長谷川潤氏、20年までにイーサリアムの大幅スケーリングと導入が進むと語る

 イーサリアム系の仮想通貨オミセゴーの創設者である長谷川潤CEOは、向こう2年間のイーサリアムのロードマップを説明した。CCNが1日伝えた

 昨年はイーサリアムやイーサリアム・プロトコルのプロジェクトにとって投機の年だった。例えば、イーサは12ヶ月間で価値が10ドル(約1119円)から1500ドルへと15倍になった。その後、大規模な調整が入り、ビットコインを筆頭に、主要通貨の価値は70〜90%も下落した。

 長谷川氏は、現在も継続しているこの調整時期において、マーケットとそこに参加しているデベロッパーが、プロダクトとスケーリングソリューションを開発し、次のラリーをサポートするのに利用できるとした。

 昨年11月、イーサの共同創業者ヴィタリック・ブテリンは5000億ドルのマーケットは、既存の金融セクターへの影響やブロックチェーンのポテンシャル抜きには正当化できないと述べた。

「仮想通貨市場の時価総額は今日0.5兆ドルに達した。しかし、我々は利益を得ただだろうか。銀行口座のない人の何人が銀行口座を得ただろうか。スマートコントラクトに保存された価値で実際に利するのはいくらだろうか。これらの質問への答えはゼロではない。いくつかのケースでは重大だ。しかし、0.5兆ドルの重要性には十分ではないだろう。十分ではない」

 それ以来、イーサの仮想通貨コミュニティはブロックチェーンのスケーリング、仮想通貨の採用に関し、重大な進歩を遂げた。長谷川氏は、今年はシャーディング、キャスパー、プラズマ、インターチェーン・プロトコル(パブリックブロックチェーンのネットワーク上で、瞬時の取引処理をする上で重要な技術)の発展と共に、エコシステム構築の年であると話した。長谷川氏は続けて、向こう2年以内にイーサリアムは実際の事業への導入、大規模な分散型アプリの展開、大規模スケーリング、政府による導入があり、これらは今年のスケーリング開発の上で起こると述べた。そして以下のようにまとめた。

  • 2017年 投機(ICO)
  • 18年 概念実証、エコシステム構築、スケーリングソリューション
  • 19年 実際のビジネスへの導入、UIUX重視のツール、 より多くのDApps
  • 19〜20年 イーサリアムの大規模スケーリング、政府による導入、本当のプロトコル導入と毒になる投機プロジェクトの違いの鮮明化

 調整の時期に置いて重要なのは、テクノロジーの洗練に向けた開発と次の導入に向けた支援である。今年の調整において開発に専念すれば、イーサリアムは次の2年間で大きく飛躍するだろう