仮想通貨取引所OKExにクジラが集まっているようだ。
カイコ(Kaiko)によると、6月の10BTC以上の大型取引と定義される「クジラの取引」の数で、OKExが取引所の中で断トツ1位となる8000以上だったことが明らかになた。
(出典:Kaiko「ビットコインクジラ(10BTC以上)の数」)
クジラは米ドルよりテザーが好き
また、513.1BTCという先月最大の取引が行われたのもOKEx。平均のクジラ取引高も33BTC以上だった。
カイコはOKExでのクジラ取引の多さについて次のように分析した。
「ビットコイン/米ドルのペアよりビットコイン/テザー(USDT)のペアをサポートする取引所の方がクジラ取引が多い傾向があることを証明した」
テザーを介したビットコインの取引は中国で盛んだ。取引所での交換が禁止されている中国ではOTC(店頭)取引が一般的で、まずテザー(USDT)を購入してビットコインに交換する取引が多い。
(出典:Kaiko「ビットコインクジラ(10BTC以上)の平均取引高」)
OKExではクジラの買い注文が多い
一方、OKExではクジラによる買い注文が売り注文のほぼ2倍となっている。正確な理由は明らかになっていないが、売り手はより保守的で注文を細かく分ける傾向があることが背景にあるかもしれない。
(出典:Kaiko「ビットコインクジラ(10BTC以上)取引の買い注文と売り注文の取引高」)
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン