本日10日のビットコイン価格(BTC/JPY,bitFlyer)は日本時間9時過ぎから下落貴重が続き、一時約1週間ぶりとなる72万円台をつけた。日足においてボリンジャーバンドのバンド帯ではバンド帯の下限にタッチした後やや反発しているが、9月21日以来続いていたパラボリックの上昇トレンドが、転換し下落トレンドを示唆するようにパラボリックが回転している

悪材料続く

本日コインテレグラフ日本語版でも報じた通り、ビットコイン(BTC)が今年発生した様々な好条件を活かすことができていないことに懸念を示す研究が発表された他、アウトノーモス・リサーチが実施した調査レポートにて「今年9月のICO資金調達額は、1月と比べて約90%減少」といったニュースもあった他、Binanceで上場複数の通貨の取り扱い停止などネガティブなニュースが相次いだ。

パラボリック転換か?

ビットコイン/円日足チャート

上記図は日足のBTC/JPY(bitFlyer)である。上記図が示すように上昇トレンドにある中では、パラボリック(黒い点)はローソク足の下にあるが、下落トレンドの中にある時はパラボリックはローソク足の上にある。上記図からわかるように、9月21日からは上昇トレンドが続いていたが、今日になってパラボリックはローソク足の上にきており、トレンドの転換の兆しが出ており、再び上昇トレンドに戻るいわゆる「ダマシ」になる可能性も否定はできないが、テクニカル上では一つの示唆がある事は参考になるだろう。

また、日足上でビットコイン価格の値動きとしては、ボリンジャーバンドのバンド帯の下限で反発しているが、下落トレンドが続けばバンド帯を下回って下落する事も一つ注意だろう。