17日にオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が発表した、12月のニュージーランド企業景況感指数はマイナス13.2と、11月のマイナス26から改善し、2年ぶりの高水準に上昇した。

ニュージーランド企業景況感指数は、直近のニュージーランドの業況を確認できる指標で、短期の経済状況を分析する手がかりとなる。今回の景況感の改善は、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が2020年1-6月に利下げを行わないとの観測を強めている。

明日(19日)の6時45分には、7-9月期GDP(予想前期比0.6%)が発表される。GDPはニュージーランド経済の総合的な指標。経済状況をもっともよく表しているので注目度が高い。

NZドル円のテクニカル分析と相場見通し

今日のNZドル円予想レンジ 71.10~72.10円

NZドル円は、10月から上昇トレンドとなっており、13日は72.69円の高値をつけた。現在の水準は一目均衡表の転換線で止まっているが、急ピッチの上昇だったので利食い売りがでてきてもいい水準。明日のGDPの結果次第だが、200日移動平均線の71円前後までの調整があってもおかしくないだろう。