仮想通貨(暗号資産)データ提供企業のグラスノードによると、100BTC以上を保有しているビットコイン(BTC)ウォレットが16159に上っているという。同社が19日に明らかにしたところ、6月8日に記録した高値である16158のウォレット数を上回ったことがわかった。

グラスノードはさらに0BTC以上保有するビットコインウォレットのアドレス数が19日に過去最高の3191万3344に達したことも指摘した。このうち、5000のアドレス数は過去24時間以内に記録された。0BTC以上のウォレットアドレス数は2017年末にビットコインが最高値を記録した後に暴落して以来、順調に増え続けている。

コインテレグラフは10月6日、著名なオンチェーンアナリストであるコール・ガーナー氏が、10月第1週目に新規のBTCアドレス数が2年ぶりに増加したことを指摘したと報じた。

ガーナー氏はグラスノードのデータから1日に22000件の新規ビットコインアドレスが出現したとしている。この理由として、中国の国営メディアで仮想通貨が肯定的に紹介された後、中国の投資家からの需要が増加したためではないかと分析している。

5月には0BTC以上のビットコインウォレットが初めて3000万アドレスを突破。このうちの99%が10BTC以下を保有している。

こうしたビットコイン・ブロックチェーンのネットワークアクティビティに加えて、ハッシュレートも過去最高値を記録。これはマイナーがビットコインを中期的に強気とみなしていることを示している。

また、18日にはビットコインの採掘難易度をプラスの3.62%で終えており、ハッシュレートと同様に19.99Tと最高値を記録した。ビットコインは2週間ごとにマイニングの計算難易度を調整しており、平均ハッシュレートが上昇し、難易度も増加していることはビットコインネットワークの優れた健全性を示している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン