22日のビットコイン相場(BTC/JPY)は方向感に欠ける展開となった。日付変わって22日午前0時過ぎから陰線が続き下落傾向にあったが、午前6時過ぎからお昼前にかけて上昇、その後22日夕方からやや下落している。
今週の暴落以降そこからやや反発し、底打ちしているが力強さに欠けている。
(引用元:Tradingview BTC/JPY,1時間足,bitFlyer)
未だ低水準のRSI
(引用元:Tradingview BTC/JPY,日足,bitFlyer)
先日の暴落で9%台(日足)と今年最も低い数値を示したRSIだが、やや回復したといっても未だ10%台後半である。
RSIだけで見れば、短中期にかけてやや上昇が期待される。
RSIとは、Relative Strength Indexの略。日本語で相対力指数と訳される。ある一定期間における相場の値動きの強弱を表す指標。RSI 50%を上昇下落の均衡とし、0~100%の間で推移する。50%以上で上昇傾向を示し、70%を超えてくると、買われすぎを意味する(売りシグナル)。50%以下では下落傾向を示し、30%を下回ると売られすぎを意味する(買いシグナル)。
本日のファンダメンタル材料
SBIの大幅安が話題に
(引用元:investing.com日本版)
SBIホールディングスの下落が株式市場で話題となっている。11月9日には3300円台だった同銘柄は21日に一時2392円をつけたがそこから反発し、本日は2,483円(+2.35%)で終わっている。
日経新聞によると、同銘柄の下落の要因は仮想通貨相場の下落と、新薬での臨床試験結果で主要項目を満たせなかった二つとの見方が出ている。9日から21日まで9日連続の下落で、同銘柄は26%も株価を下げている。
マネックスグループも9日には516円だった株価が本日402円をつけるなど、株式市場全体のリスクオフムードと相まって、仮想通貨事業を抱える金融関連銘柄への見方は厳しい。
仮想通貨市場が暴落した事はレギュレーション整備にはポジティブ?
仮想通貨市場の暴落は、各国規制当局レギュレーション整備にはポジティブに働くかもしれない。ロイター通信が11月20日に伝えたところによると、英国の金融規制当局にかかっていた「規制導入を早急にすべし」という圧力が弱まったとのことだ。
これは仮想通貨業界にとってもポジティブに働くかもしれない。仮想通貨業界のみならず、新しい成長産業は常に「規制」と「成長」のジレンマに陥っている。
拙速に乱暴な規制をかけてしまっては、仮想通貨産業の発展が妨げられる危険性があった。そういった危険性から逃れられたという意味では、今回の暴落はポジティブな見方もできる。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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