仮想通貨(暗号資産)のクオンツ投資を行うアラメダ・リサーチのクオンツトレーダー、サム・トラバッコ氏は4つの要因からビットコイン(BTC)価格が押し上げられていると指摘する。
4つの要因とは、ビットコインの採用、クジラ(大口投資家)、他商品からのビットコインへの流入、他市場からの影響だ。
アラメダ・リサーチは、仮想通貨デリバティブ取引所FTXの親会社で、1日の取引高は6億〜15億ドルとなっている。

蓄積と採用の増加
この1ヶ月を通じて、コインテレグラフではクジラの蓄積傾向について報じてきた。
クジラがビットコインを購入しても売却しない場合に形成される「クジラクラスター」は、クジラがビットコインを購入後、個人のウォレットに送金してから動かしていないことを示す。
クジラのビットコイン蓄積は、おそらくアルトコイン市場が利確によって下落したことと相関している。さらに分散型金融が下落するにつれて、ビットコインも大きな上昇を見せた。
様々な要因やデータから、トラバッコ氏は4つの要因がビットコインの上昇要因だったと述べている。
「まず最初に、なぜ上昇したのか。私は機関投資家の大量の買い付けの他に、採用の増加、クジラ、流行商品からビットコインへの流出、他の市場からの影響などが考えられる」
既報の通り、こうした要因の他には仮想通貨取引所のビットコイン残高が急速の減少していることが分かっている。
取引所の残高減少は投資家が取引所を介して売ることが減り、利用可能なビットコインの供給量が減ったことが価格上昇につながっていると考えられる。
マクロ要素もビットコインに好影響
トラバッコ氏によると、ジョー・バイデン氏の勝利予想とモデルナやファイザーのワクチン開発のニュースはいずれもビットコインにとってポジティブな要素だという。
「私の見解としては、おそらくコンビネーションによるものだ。バイデン氏の勝利とワクチン開発は新型コロナ時代のビットコインと相関する長期、短期両方の米ドル株などに利益をもたらした。また銀行やヘッジファンド、富裕層、思想リーダー、テック企業、ワイオミング州の上院議員など多くの伝統企業や関係者が、直接的(購入)と間接的(感情)の両方でビットコインを支持し、価格が上昇した」
2016年の半減期後の強気相場が15ヶ月間続いたことを考えると、ビットコインは2021年半ばから後半にピークを迎える可能性がある。さらに多くのマクロ的要因がセンチメントを向上させていることから、中期的な見通しは明るいと言えるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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