経済ノーベル賞を受賞したポール・クルーグマン氏は、仮想通貨の価値について懐疑的な意見を示した。ニューヨークタイムズが31日に伝えた。
クルーグマン氏は仮想通貨に懐疑派である立場を示し、高いトランザクション費用などを理由にあげた。
同氏は、貨幣がどのようにゆっくりとゴールドやシルバーから、銀行発行の紙幣、そしてクレジットカード、その他のデジタルな方法へと変遷してきたかを説明した。これら全ては費用をかけずに購入することが目的だ。
同氏によると、比較的事業コストの高い仮想通貨を重視する人らは、効率的に300年前の貨幣システムに最新技術を利用することを祝っていると批判した。さらに疑問を提起した。
「なぜこれをしたいのか?どのような問題を解決するのか?この問いのクリアな答えをまだ知らない」
「もし投機筋がビットコインは価値がないと集団的に疑う瞬間を持つならば、、ビットコインは無価値になるだろう」
また、「将来、ブラックマーケットでの利用や税回避が目的で、ビットコインはその他の仮想通貨とは違い、唯一生き残る可能性はあるが、現実は失望が全てを壊すだろう」と続けた。
「もし私が間違っていることと議論したいのならば、質問に答えてくれ。仮想通貨は何の課題を解決するんだ?テクノバブルとリバタリアンの愚かしさと混同し、疑いをシャットダウンすべきではない」
仮想通貨やブロックチェーンに否定的な伝統的な経済学者は他にもいる。バークシャー・ハサウェイの副会長チャーリー・マンガー氏は、ビットコインは「とれたての赤子の脳」と形容した。