DTAPキャピタル創業者のダン・タピエロ氏は、ビットコイン(BTC)価格が50万ドルにまで上昇するだろうと主張している。
ビットコイン強気派として知られるアンソニー・ポンプリアーノ氏のポッドキャストに出演したタピエロ氏は、ビットコインと金(ゴールド)の両方を保有するべきと考えているが、価格上昇の面ではビットコインの方が王様だと主張している。
「今後5年間で、金は4000ドルになるだろう。つまり2倍になる。しかし、金が4000ドルとなった場合、ビットコインはおそらく30万ドルから50万ドルの間のどこかにあるだろう。つまり20倍から30倍になるということだ」
タピエロ氏の主張のもとになっているのは、機関投資家や金融業界のクジラがビットコインに投資する可能性だ。こういった大口投資家がそのポートフォリオに5~15%でもビットコインに投資すれば、大きなインパクトになるとみている。タピエロ氏によれば、このセクターには100兆ドルの資金があり、その15%であれば15兆ドルになる。
ビットコインは法定通貨システムのヘッジ手段となり、時価総額が数兆ドル規模になれば、金と同様に大口投資家にとっても扱いやすい資産になると、タピエロ氏は説明している。
またビットコインは、金と同じように「価値の保存手段」であるが、それはBTCの一側面に過ぎない。ビットコインはネットワークでもあり、そのため金よりもはるかに大きくなる可能性があると、タピエロ氏は考えている。「ビットコインが金を上回っていることは、疑問の余地がない」と、タピエロ氏は述べている。
ほかのアナリストもビットコインに対して強気の姿勢だ。オフ・ザ・チェーン・キャピタルの最高投資責任者であるブライアン・エステス氏は、ロイターの記事の中で、ビットコインが2021年に10万ドルを越えることは「ありえないことではない」と主張している。
米経済メディアCNBCの「MAD Money」で有名なジム・クレイマー氏も、価値の保存手段としてビットコインが金を上回る可能性について言及している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン