アパレル大手のナイキは、人気オンラインゲーム「フォートナイト」でスニーカーの非代替性トークン(NFT)コレクションをリリースする可能性をほのめかした。
Active Player によると、フォートナイトは過去30日間で2億4299万人のアクティブプレイヤーがいることを考えると、従来のゲーマーによるWeb3の採用にとって大きな機会となる可能性がある。
ナイキは6月16日に公式SNSで「6月20日に究極のスニーカーハントが始まる」と発表。付随する短い動画では、フォートナイトのロゴとナイキのエアマックスのロゴが、空に浮かぶ雲の背景に映し出されている。動画は「エアフォリア」と名付けられたスニーカーハントの名前を明らかにし、ナイキのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」とエピックゲームズのアンリアルエンジンのロゴを示すことで締めくくられている。
On 6.20 the ultimate Sneakerhunt begins. 🏙️🌬️ pic.twitter.com/QgMyA1uXRT
— Nike (@Nike) June 16, 2023
詳細はまだ不明だが、NFTコミュニティのメンバーは、ナイキがフォートナイト・クリエイティブ2.0を使ってNFT関連のゲームを開発したのではないかと推測している。
「フォートナイトが最近、ROBLOXのようなゲーム作成機能を持つ自作マップモードを搭載したフォートナイト・クリエイティブ2.0をリリースしたことを覚えている。ナイキがこのモードを使ってゲームを作成したのではないかと思う。2年前にもナイキはROBLOXでゲームを作成したが、その時はNFTとは組み合わされていなかった」と、クローンニュース氏は指摘している。エアフォリアにNFTが組み込まれるかどうかは100%確定していないが、.SWOOSHの関与やエピックゲームズのNFTゲームに対する友好的な姿勢から、その可能性はあり得るだろう。
ナイキのNFT部門は最近、ゲーム業界への進出を加速させている。6月1日には、.SWOOSHがEAスポーツが開発するゲームにNFTを統合すると発表。EAスポーツは、大成功を収めたFIFAサッカーゲームシリーズなどを手がけているが、どのゲームにナイキのNFTが導入されるかはまだ確定していない。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン