米国の投資会社シャトル・ホールディングスが、IBMのプライベートクラウドと暗号技術を使って仮想通貨のカストディ(資産管理)サービスのベータ版を立ち上げる計画と立てている。12日付のコインデスクが報じた。
記事によると、このカストディ・サービスはまだ一部の顧客しか利用できない。ただIBMは、自分でカストディをすることに興味がある顧客リストは増え続けると見ているそうだ。
シャトルの最高投資責任者であるブラッド・チャン氏によると、シャトルは多くの既存のカストディと異なり、オフラインで資産管理をするコールドストレッジを使わない。代わりに「コールトストレッジより安全な」ハードウェア・セキュリティー・モジュール(HSM)を利用し、デジタルキーを「複数の層にも渡って暗号化する」ことで、不正な干渉を妨げるという。