アナリストによると、新規ユーザーの採用の波によって、ビットコイン(BTC)価格は5万2000~5万3000ドルで底を打つ可能性があるという。
4月20日の一連のツイートの中で、仮想通貨アナリストのウィリー・ウー氏は、最近のビットコイン価格の調整について分析している。
ウー氏によれば、ビットコインの時価総額1兆ドルというのが強固なサポートとなっており、この時価総額を維持するためのスポット価格である約5万3000ドルを大きく下回ることにはならないと主張している。
「これ(時価総額1兆ドル)がBTCの価格発見における重要な一線であり、大きなサポートの領域である」

ウー氏はまた、仮想通貨投資に入る新しいユーザーが急増するとともに、弱気から強気への転換になると強調した。
ウー氏は、1日あたりのネットワークへの新規ユーザーの数に注目。過去2週間について、新しい新規採用の増加で「ホッケースティック」型グラフとなっており、「強気相場の真っ只中にある」と指摘している。

JPモルガンはBTCに弱気か
JPモルガンのアナリストであるニコラオス・パニギルツォグロウ氏は、最新のメモの中で、今回の下落は以前のように買い手が介入することはないと主張している。
先物ポジションが巻き戻されることないため、機関投資家のビットコインに対する全体的な関心は薄れるだろうと付け加えている。
ブルームバーグに対して、パニギルツォグロウ氏は「過去数日間、ビットコイン先物市場は、昨年2月中旬、昨年1月中旬、または昨年11月末と同様に急激な清算を経験した」と述べている。「勢いを示すシグナルは、ここから数か月間で自然に減退していくだろう」とも語っている。
記事執筆時点では、BTC価格は大きな変動とはなっておらず、5万5000ドル台を維持している。
アルトコインではドージコイン(DOGE)が過去1週間で160%の上昇となったが、足元では上昇の勢いは落ち着いており、21日には過去24時間で18%の下落となっている。