もともとは清涼飲料水メーカーで、後にブロックチェーン企業となったロング・ブロックチェーン社は10日、ナスダック上場が取り下げられると発表した

 ロング・ブロックチェーン(LBCC)は、2月15日にナスダック上場廃止決定の通知を受け取った。報道によると、期限までに四半期決算報告書を提出しなかったことが理由だ。同社は不服を訴え、聴問会が先月22日に開かれたが、LBCCの訴えは聞き入れられなかった。12日以降にナスダック市場からLBCC株が取引できなくなる。

 LBCCは、ナスダック上場廃止後も公開会社として残る意向を示しており、OTCマーケッツ・グループが運営する米国店頭市場OTCQBで株を公開する予定とみられている。

 LBCCはもともと、「ロング・アイランド・アイスティー」を販売していたが、企業ブランドを刷新し、ブロックチェーン業界に参入した。社名変更の際には株価が500%も急騰した。LBCCは6日、ブロックチェーンを掲げて株価を不当に押し上げたとして、米証券取引委員会(SEC)から起訴されている。