既報の通り、グーグル検索で「BTC」が「ビットコイン」と「Bitcoin」を上回った。日米を含め世界で起きた「BTC」現象の背景には価格操作があるのではないかという見方が出ているが、実は、答えはもっと単純だったかもしれない。

「カテゴリー5」の勢力を持ち史上最強クラスと言われるハリケーン「ドリアン」が1日にバハマ諸島に上陸。数時間前には米国のノースカロライナ州で猛威を振るった。

ドリアンは、28日に発生。31日までにカテゴリー4、1日までにカテゴリー5になった。一方、BTCの検索数が急増したのは、29日だ。

では、ドリアンとBTCはどのような関係があるのか?

実は、バハマの大手通信会社の名前は、バハマ通信会社(the Bahamas Telecommunications Company)。略してBTCだ

ドリアンの脅威が明らかになるにつれて、地元メディアは「BTC」のネットワークの損害などについて報じた。もちろんグーグルでBTCと検索をする人も増える。

ビットコインがまた価格操作されたというストーリーが広まれば、新たなビットコイン関連商品に対する規制機関の認可が遅れることになる。しかし、今回はもっと単純な理由が背景にあったかもしれない。

ちなみに29日の急落に関しては、コインベースでの大量売却がきっかけであり、価格操作ではないという調査報告が出ている

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版