マイイーサウォレット(MEW:MyEtherWallet)は専用のウォレット通信ツール「MEWコネクト」を通じて、分散型金融(DeFi)との統合を拡大している。

マイイーサウォレットは13日、MEWコネクトを通じてAaveやRenのサポートを発表。MEWコネクトによって、分散型アプリ(DApps)開発者が自身のアプリをマイイーサウォレットユーザーにも利用を広げることが可能になる。サードパーティがMEWコネクトの技術を利用するのは初だ。

マイイーサウォレットはイーサリアムのローンチからわずか10日後に発表されたイーサリアムウォレット。先行者利益と、シンプルなユーザーインターフェースで初期のイーサリアムコミュニティの主要ウォレットとなっている。

MEWコネクトは15秒以下で仮想通貨を購入できるようになるとして2020年3月に発表されたモバイルアプリ。モバイルアプリとして初のMEW対応の法定通貨オンランプ。ブロックチェーン送金会社Wyreと提携している。また、マイイーサウォレット専用に開発されたウォレット通信システムとして、メタマスクやコインベースウォレットなど同様にDApps対応のウォレットとなっている。

マイイーサウォレットのコサラ・ヘマチャンドラCEOによると、MEWコネクトはもともと、マイイーサウォレットアプリのユーザーをウェブベースのフロントエンドに安全に接続するために設計したものだという。

しかし、現在はマイイーサウォレットだけでなく、他のソフトウェアやウォレットユーザーがイーサリアムブロックチェーンに接続できるようになった。

同社はこうした開発について、ユーザーを特定のソリューションに固めないことを意図したもので、これはイーサリアムエコシステムの共通の目標だと考えているという。

いくつかのDeFiプロトコルについて、マイイーサウォレットは2つのオプションを提供。ウェブインターフェースは現在、メーカーダオとAaveをサポートしており、ユーザーが直接プロトコルを整合させることができる。今回の発表でマイイーサウォレットはAaveとRen自身のフロントエンドで追加のウォレットとして扱えるようになった。

ヘチャマンドラ氏は今後多くのプロジェクトとの統合を目指している。

「MEWコネクトAPIは開発者にとって非常に使いやすいものであり、近い将来に多くのDAppsプロトコルを統合できるようになることを期待している。」

今回の発表によりマイイーサウォレットのユーザーはAaveを通じて貸し出しオプションの選択が可能になり、Renのトラストレスブリッジを介して、他のブロックチェーンからトークンにアクセスすることもできるようになった。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン