米投資銀行のモルガンスタンレーがビットコイン先物契約の清算・決済業務を開始したことがわかった。ゴールドマンサックス、TDアメリトレード、E*トレード社も既に同業務を行っており、モルガンスタンレーの動きはこれに続くものだ。

 モルガンスタンレーのジョナサン・プルザンCFOは「まだ活況とはいえないが、デリバティブ取引をしたい大口顧客のために行っている」とした。

 規制当局に監督されたビットコイン先物の創設については、ビットコインコミュニティの反応は分かれている。市場操作を懸念する声がある一方で、大手金融機関による参入はビットコインをさらに世に認知させるとする見方もある。

 いずれにせよモルガンスタンレーのような大手によるビットコイン市場への参入は重大な意味をもつ。コインベースのブライアン・アームストロングCEOは1兆円以上の機関投資家マネーが仮想通貨市場に流れ込むと予想しており、市場をさらに成長させることが見込まれている。