仮想通貨モナコイン(MONA)の半減期まで24時間を切った。記事執筆時点でのブロック高は2101652で、半減期までのブロック数は748だ。半減期の予定は、現時点で9月9日の午前3時32分と推定されている。
(出典:https://monacoin.trance-cat.com/)
半減期とはマイニングによるブロック報酬が半分になるイベントのこと。これによってマーケットに供給される通貨が減少する。ビットコインにも同様のシステムがあり、今年5月にはマイニング報酬が12.5BTCから、6.25BTCに半減した。
モナコインが今回迎える半減期は2回目だ。
過去には2017年7月16日に行われ、マイニング報酬は50MONAから25MONAに半減した。今回の2回目の半減期では、25MONAから12.5MONAになる。
前回の2017年の半減期では、半減期の約1ヶ月前に価格が急騰した。6月16日から6月21日にかけて、最大232%の急騰を見せた。
今回はどうなる?
既報の通り、bitbankでマーケットアナリストを務める長谷川友哉氏は、今回の半減期前では「取引は特段活発化している訳ではないようだ」と指摘する。
「直近数ヶ月の市場の傾向としては、ドル安を背景に市場全体が循環物色の流れで支えられているものの、モナコインはビットコイン系コインやライトコインと比べて時価総額が低い上、出来高のほとんが日本に限られていることから、資金の回りがそれほど良くないようで、相場は6月の水準で停滞しており、取引も特段活発化している訳でもないです」
ただ、長谷川氏は世界全体では「Monacoin」の検索数が増加していることを指摘。「モナコインの特徴として、材料があると桁違いの急伸を見せることがある」と話し、半減期の前後にモナコイン相場で急な値動きが発生する可能性にも触れている。
「昨年、国内販売所での取り扱い予定が発表された際や、実際に取り扱いが開始されたタイミングで相場は急伸し、一日で100%以上の上昇率を記録することもあったため、半減期前後で急な動きがあってもおかしくはないと思います」