米メジャーリーグのオークランド・アスレチックスのデイブ・カヴァル社長は、サンフランシスコのホームスタジアムでファンがVIP席用に支払ったビットコインをホドル(長期保有)するつもりだと発言している。

アスレチックスは今月、6人用観客席のスイートルームを1BTCで提供すると発表していた

ブルームバーグとのインタビューによれば、すでにアスレチックファンから問い合わせが来ており、用意してある10のスイートルームチケットすべてが購入される見込みだという。さらにカヴァル社長は、支払で受け取ったビットコインを法定通貨に交換しないと明言した。

「私たちは、それを保持し続けるつもりだ」と、カヴァル氏は述べた。「私たちは〔ビットコインを〕信じており、うまくいけば、それは上昇し続け、収益の一部となり、いくつかの大きなフリーエージェントと契約できるかもしれない」と語った。

仮想通貨によるチケット販売を始めた理由の1つは「ユニークで他とは違うもの」を提供する野球クラブであるためだと、カヴァル氏は述べている。今回のチケット販売はビットコインのみを対象としていたが、将来的にはほかの仮想通貨を受け入れる可能性にも触れている。

「今のところビットコインだけに焦点を当てているが、それがうまくいき、関心を引き付けることができれば、私たちはオープンだ」という。