Web3企業やテック企業は、中央データベースをスマートコントラクトを利用したトラストレスなデータソースに変換することを目的としたデータプラットフォーム「スペース・アンド・タイム(Space and Time)」の資金調達ラウンドに参加した。

コインテレグラフに共有された発表で、スペース・アンド・タイムはマイクロソフトのベンチャーキャピタル部門である「M12ファンド」、アバランチやポリゴンといった企業から戦略的資金として2000万ドルを調達した。投資家には、フレームワーク・ベンチャーズ、ハッシュキー、フォーサイト・ベンチャーズ、セブンXベンチャーズ、ストラトス、ハッシュCIB、コインDCXといったWeb3コミュニティやエンジェル投資家も含まれている。

スペース・アンド・タイムの共同創業者兼CEOであるネイト・ホリデイ氏は、マイクロソフトのベンチャーキャピタルファンドから支援を受けたことに興奮をあらわにした。同氏は、同社がオンチェーンとオフチェーンのデータ計算の交点にあると述べた。ホリデイ氏によると、パートナー企業と協力して、分散型アプリケーションや企業のためのデータエコシステムを構築していくという。

M12の幹部であるマイケル・ゴンザレス氏は、M12は結果を楽しみにしており、中央集権的なシステムがどのように自動化され、スマートコントラクトに接続できるかを見ていると述べている。

スペース・アンド・タイムは、ブロックチェーンオラクル企業であるチェーンリンクとも提携し、同社のスタートアッププログラムに参加している。チェーンリンクの共同創業者であるセルゲイ・ナゾロフ氏は、分散型データウェアハウスを構築するために、スペース・アンド・タイムを引き続きサポートしていくと述べている。