NBAトップショットを手掛けるダッパーラボは、投資家から約3億500万ドルの資金調達を確保した。

ビジネスインサイダーの報道によると、マイケル・ジョーダン氏やアレックス・カルーソ氏、ケビン・デュラント氏といったNBAのスターがこの資金調達ラウンドに参加した。ほかの投資家にはウィル・スミス氏のベンチャーキャピタルであるドリーマーズVC、チャーニングループが含まれている。

この資金調達ラウンドで、ダッパーラボの評価額は26億ドルになったと報じられている。

NBAトップショットは2月末の時点で2億3000万ドルの取引額を記録している

ビジネスインサイダーが引用しているダッパーラボの広報担当者の言葉によると、NBAトップショットの3月の取引額は4億8300万ドルに達し、ユーザー数は80万人以上になる。

NBAトップショットのブームは、ノンファンジブルトークン(NFT)を取り巻く関心の高まりの一端だ。3月はじめには、NFTコレクターの1人が、1月に10万ドルで購入したNBAトップショットのNFTに対する、100万ドルの買取提案を拒否したという話まで出ている

プラットフォームの成功について、ダッパーラボのCEOであるロハム・ガレゴズロウ氏は次のように述べている。

「NBAトップショットは、バスケットボールのファンダムを活用しているため、成功している。これは人々がお気に入りのチームや選手とつながるための新しいエキサイティングな方法だ」

NBAトップショットの成功に続き、ガレゴズロウ氏はダッパーラボが「同じ魔法」を他のスポーツフランチャイズに拡大しようとしていると述べている。2020年2月、ダッパーラボは総合格闘技団体UFCと契約を結んでいる

ダッパーラボはまた、仮想通貨業界の中で最初にブームとなったNFTプロジェクトの1つ、クリプトキティーズを作成している。