ビットコイン(BTC)は約3年ぶりに6万9000ドルを越え、過去最高値まで回復した。

クラーケンのマネージングディレクターであるジョナサン・ミラー氏は「この資産と仮想通貨業界全体にとって真に歴史的な瞬間だ」とメールでコメントする。

「米国の現物型ビットコインETF(上場投資信託)承認、今後のビットコイン半減期イベントへの新たな注目、およびメインストリームでの仮想通貨への関心が戻ってきたことが、ビットコインがこのランドマークを達成する要因となった」

ビットコインの年初来56%の上昇は、様々なミームコインへの関心をかき立てている。

ビットゲットリサーチのライアン・リー氏によると、フロキ(Floki)やベビードージ(Baby Doge)などのアルトコインは過去1週間だけで80%から289%のリターンを記録し、同期間の取引高は840%増加した。

「ビットコインやイーサリアムの急速な価格上昇は、ミームコインセクター全体を押し上げる効果をもたらしている」とリー氏は指摘する。

「これらのミームコインの価格急騰に寄与した重要な要因の1つは、イーサリアムやソラナチェーンでの展開であり、分散型取引プラットフォームでは通常ETHやSOLで価格が設定されている。ETHとSOLの価格上昇が結果としてミームコインの価値上昇を促進している」。

同日、ソラナ系ミームコインであるドッグウィフハット(WIF)はバイナンス上場を前に400%の価格上昇を記録した。ブロックチェーン分析会社ルックオンチェーンによると、あるトレーダーは2023年11月24日に20ソラナ(1156ドル)を使ってWIFを購入し、4日後にオンラインになったWIFで430万ドルを稼いだとされる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン