11月20日のビジネスインサイダーによると、ソフトバンクグループの孫正義社長が仮想通貨ビットコイン(BTC)は「理解できない」と発言した。
孫氏は、11月17日と18日に開催されたニューヨークタイムズのオンラインサミットに登壇。約3年ぶりに1万8000ドルを突破したビットコインに言及した。
記事によると、孫氏は、過去に友人にビットコイン投資を勧められて「個人資産の1%」にあたる2億ドルを投資したことがあるという。しかし、同氏はビットコインに投資した後、ビットコイン価格が乱高下する様子を毎日5分おきに見ることになり、「自身のビジネスに集中したいのに気が散った」と述べた。
孫氏のビットコイン投資に関しては、2019年4月にウォール・ストリート・ジャーナルが関係者の話として「孫正義社長が個人的に行ったビットコイン投資で1億3000万ドル以上の損失を出した」と報じていた。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道に対して、孫氏はこれまでコメントを出していなかった。
今回孫氏は、ビットコイン投資をやめたことによって「はるかに気分が良くなった」と話したそうだ。
デジタル通貨には賛同
記事によると、孫氏は仮想通貨やデジタル通貨を全否定するつもりはない。
ただ、ビットコインなど仮想通貨やデジタル通貨がすぐに無くなるとは思っていないものの、他のプロジェクトに焦点を当てたいと話したという。
「私はデジタル通貨は便利だと思う。しかし、どのデジタル通貨なのか、どういった要素になるのかなど、私は知らない」