仮想通貨マイニング会社マラソンデジタルは、2023年第2四半期の決算で収益と売上の予想を下回った。
8月8日に発表されたマラソンの2023年第2四半期決算では、売上高が8180万ドルで、ザックス・インベストメント・リサーチの予想の8320万ドルを下回った。
またマラソンは、株式1株当たりの純損益が13セントの赤字を報告し、ザックスの予想の株式1株当たり3セントの赤字を下回った。
売上の予測を下回ったが、マラソンは2前年同期比で売上高が228%増となっている。
四半期決算の結果、マラソンの2023年上半期の売上は1億3280万ドルとなり、前年上半期と比較して73.3%増加した。
マラソンは、売上の増加の一因として、1日あたりのビットコイン(BTC)の生産量が平均32BTCとなり、 去年の第2四半期と比較して生産量が314%増加していることを挙げた。
6月はマラソンにとって第2四半期で最も厳しい月となり、BTCの生産量が5月から21%減少した。これはテキサスの施設での悪天候が原因で生産が落ち込んだためという。
マラソンの会長兼CEOのフレッド・ティール氏は、プレスリリースで、四半期にわたりハッシュレートを大幅に増やし、効率を向上させたと説明している。
「第2四半期には、私たちのエネルギー供給ハッシュレートを11.5から17.7エクサハッシュに54%増加させた」とティール氏は報告した。彼はさらに、四半期中に2,926ビットコインを採掘し、その期間のネットワークの報酬の約3.3%を占めたとも付け加えた。
マラソンは、四半期に採掘されたビットコインの63%を売却して、営業費用を賄うために2340万ドルの利益を確保した。保有しているデジタル資産の価値に関する減損損失は840万ドルであった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン