レイヤー2ブロックチェーン「マンタネットワーク」が複数の取引所でトークン上場を果たした中、大規模な分散型サービス妨害(DDoS)攻撃に悩まされている。
マンタネットワークを支える暗号開発チームp0xラボの共同創業者ケニー・リ氏は、ブロックチェーンのノードが1月18日に1億3500万回の遠隔手続き呼び出し(RPC)リクエストを経験したと明らかにした。この攻撃について「計画的でタイミングをついた攻撃となったが、ブロックチェーンは安全に稼働しており、資産も安全だ」と明らかにし「私たちのプロジェクトは3年間の実績があり、本プロジェクトの運営をこれからも続ける。コミュニティのサポートに感謝している」と語った。
同日マンタトークンは、バイナンス、ビッサム、クーコインを含む複数の主要な取引所で取引を開始した。取引開始数時間で6億8600万ドル(約1000億円)相当の取引量を記録し、希薄時の時価総額は22億7000万ドル(約3400億円)となっている。1月19日日本時間11時現在マンタトークンの価格は2.24ドルで取引されており、昨日の最高価格2.82ドルより約7%下落した価格で取引されている。
2023年7月19日、コインテレグラフはp0xラボがシリーズAの資金調達で2500万ドル(約40億円)を調達したと報じた。同社はまた、レイヤー2インフラのテストネット「マンタパシフィック」を導入し、2023年9月12日にメインネットに移行した。2023年7月のテストネット開始時には15万のウォレットと350万回以上のトランザクションが生成された。一方、マンタアトランティックのフラグシップである非代替トークン(NFT)のプライベートオファリングプラットフォームは2023年4月に立ち上げられ、アービトラム、ギャレックス、リネア、サイバーコネクトなどの主要なエコシステムパートナーを通じて30万以上のロ知識ソウルバウンドトークン(zkSBT)を発行している。
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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン