ロンドン証券取引所グループ(LSEG)の子会社と取引スタートアップのグローバルフューチャーズアンドオプションズ(GFO-X)とのパートナーシップにより、英国で初めて中央精算型のデジタル資産デリバティブの取引所が登場するかもしれない。今年第4四半期にサービス開始を予定している。

4月11日の発表によると、LSEGのパリ子会社LCH SAは、GFO-Xの取引所で取引されるドル建て現物決済のビットコイン指数先物・オプション取引の決済サービスを提供する予定だ。計画はまだ規制当局の承認が必要。

GFO-Xは、英国の金融行為監督機構によって多角的取引施設を運営するための規制を受けている。GFO-Xの共同創設者でCEOのアーナブ・セン氏は、同社を「英国初の規制を受け、中央決済機能を備えたデジタル資産先物・オプション取引所」と表現した。

LCH SAは、LCHデジタルアセットクリアという新しい分離された決済サービスを開設した。LCHデジタルアセットクリアのフランク・スーサン氏は、「ビットコイン指数先物・オプションは急速に成長する資産クラスで、制度参加者が規制環境の中でアクセスを求めている」と述べている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン