中国四川省で発生した洪水により、仮想通貨のマイニング施設が甚大な被害を受けた。金色財経が30日に伝えた。
中国ニュースサイトCNSの英語サイトECNSは、四川省を含む5つの地域が、先月27〜28日に豪雨に見舞われたと伝えている。数万台のマイニング機器が修復不可能なほどの被害にあった。どの通貨をマイニングしていたかは明らかになっていない。
Flood-affected crypto mine in Sichuan. Source: Golden Finance
コインテレグラフは以前、世界のマイニングにおける中国の占有率は70%と伝えた。四川省は特に、安価な電気代と寒冷な気候によりマイニング企業を多く誘致し、ビットコインのマイニングの首都と言われている。
金色財経を含む複数のニュース機関が、この洪水と、ビットコインネットワークのハッシュレートの下落を関連づけている。しかし、ブロックチェーンドットコムのデータによると、ハッシュレートは27〜28日は増加しており、洪水による影響はネットワーク全体に影響を及ぼすほどではなかったことが示唆されている。
Bitcoin network hashrate in terahashes per second (TH/s). Source: Blockchain.com