Seeking Alpha(株、ETF、海外投資等々についての情報発信を行っているサイト)のアナリストであるGeoffrey Caveney氏は、“銀”(暗号通貨界隈でいうライトコインのこと)が、最も良い投資先の一つになる可能性を持っていると発言した。
彼の予測は、「ライトコインが、Coinbase上で採用され取引されている3つの仮想通貨のうちの一つである」という事実に基づいている。(Coinbaseは、2017年8月現在、最も有名な仮想通貨の取引所である。)
Coinbaseで取引されている残りの電子通貨というのは、仮想通貨市場における“金”であるビットコインとイーサリアムのことだ。
彼は、自身のレポートの中で、Coinbaseに採用されたという理由とは別に、彼のライトコインへの肯定的な意見を支える理由があると主張した。
“その他、少なくとも6つの電子通貨が存在し、それらはライトコインと同程度の時価総額・知名度である。そのうちのいくつかにいたってはライトコインよりも時価総額が大きい。だから、Coinbaseがビットコインやイーサリアムと共にライトコインを採用していることは重要なことだ。
ただ、Coinbaseに受け入れらていることはライトコインの購入を検討する唯一の理由ではない”
ライトコインの価格上昇とその魅力の背後にある理由
Caveney氏によると、ライトコインがSegWitを採用し有効化したことは、そのパフォーマンス向上において非常に大きな効果を発揮したとのことである。SegWitは元々、最も重要な仮想通貨であるビットコインのためにデザインされたものであった。しかし、ビットコインの開発者達はハードフォーク(去る8/1に有効化された)という選択肢を実行することにした。これよって、ビットコインのブロックチェーンネットワークは分裂し、ビットコインキャッシュと呼ばれる新しい電子通貨が生み出された。
更にいうと、ライトコインの開発者達は、ライトニングネットワークをライトコインのプラットフォームに加える予定である。このことにより、トランザクションのスケーラビリティが改善し、匿名のスマートコントラクトの実現可能性が探られると期待されている。
ライトコインは対ドル換算で44.69ドル(約4,900円)という水準で取引されてきており、その時価総額は既に2.345blnドル(約2550億円)に達している。(金額は2017/08/20現在)