LINEのグループ会社で仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーン事業を手掛けるLVCは4日、仮想通貨取引サービス「BITMAX」で、LINE独自の仮想通貨「LINK(LN)」の取り扱いを8月6日から開始すると発表した

LINEの独自仮想通貨LINKは、シンガポールに拠点を置くLINE TECH PLUS PTE.LTD.が発行するものだ。LINKは、独自開発したプライベートブロックチェーン「LINK Chain」を用いて発行されている。

LINKは、日本を除く地域をカバーしている仮想通貨取引所BITFRONT(旧BITBOX)で、2018年10月からサポートを開始していた。

今回のLINKのサポートにより、BITMAXで取り扱う仮想通貨は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、LINK(LN)の6種類となる。

LINEは今年1月末、BITMAXでLINKの取り扱いを計画していると発表していた。当時は2020年4月以降に取扱予定と述べていた。

LINEは2018年に独自ブロックチェーンを基盤として「LINKエコシステム」を発表し、トークンエコノミーを導入する構想を打ち出した。ユーザーがソーシャルメディアやレビューサイトにおいて「積極的にコンテンツを生み出す生産者」として、適切なインセンティブを還元する仕組みを整えようというものだ。ユーザーは、LINK Chain上の分散型アプリ(Dapps)の中での貢献度に応じて、LINKを受け取ることができるというものだ。