LINE子会社でブロックチェーン事業を展開するLVCは30日、LINEのデジタルアセット管理ウォレットであう「LINE BITMAX Wallet」において、非代替性トークン(NFT)アイテムが取引できる「NFTマーケットβ」の提供を開始したと発表した

LINEは6月9日にNFTマーケットの提供予定であると発表していたが、正式な開始時期は未定としていた。

LINE BITMAX Walletでは、ユーザーがLINEアカウントを持っていれば、NFTを含むデジタル資産を管理し、「友だち」と交換したりできる。

今回の発表によれば、NFTマーケットβでは、LVCがこのサービス用に提供するNFTアイテムのみ出品・購入が可能だという。利用時の手数料は無料で、ガス代にあたるネットワーク使用料もかからない。このマーケットで決済に利用できるのは、LINEの独自仮想通貨である「LINK」のみだ。

LINEは今回のNFTマーケットの開始で、NFTアイテムの二次流通市場の構築を目指すとしている。

「NFTアイテムの二次流通市場を構築することで、ユーザー間での取引の中でNFTアイテムの付加価値が高まっていく場を提供し、エコシステム内で流通する価値の最大化を目指します」

今回のベータ版に続き、NFTマーケットの正式版は今年夏に提供予定となっている。