著者 クラーケン・インテリジェンス

クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。

 モメンタムが戻ってきた。

昨日は取引高が少なく方向感のない相場についてお伝えしたが、7月21日(UTC時間)の仮想通貨市場全体の取引高は、6月23日以降で初めて20日移動平均線を突破。2週間ぶりの高水準となる1180億ドルを記録した。

ビットコインは3万ドルで反発。過去2ヵ月近くで3万ドルで反発するのは3回目であり、3万ドルが現時点で強固なサポートなっている。

何が反発の材料になったのだろうか?

今回は、過去数ヵ月続いたネガティブなヘッドライン(中国マイニング規制や「環境問題」バッシング、GBTC解禁など)からの急反騰だったかもしれない。きっかけとなったのはThe B Wordというイベントだ。

The B Wordは、伝統的なメディアによるビットコインに関する報道を正したりビットコインの汚名を返上することが目的。そこに超大物のイーロン・マスク氏、ジャック・ドーシー氏、そしてキャシー・ウッド氏が揃って登場した。

The B Wordが始まったのは米東部標準時間(ET)の午後2時から、ビットコインは一日の高値である3万2850ドルをつけた直後に売られ、数時間で最大4%下落した。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。