著者 クラーケン・インテリジェンス
クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。
ビットコイン強気サイクルの天井はどこか?クラーケン・インテリジェンスは、毎週、9つのチャートを更新して歴史的な相場の天井と現在地の距離感を定点観測している。
イーロン・マスク氏の一言一句に揺さぶられているビットコイン相場。1週間前と比べて1万ドルほど下落した。しかし「ビットコイン強気相場 週間サポート」や「ビットコインのSOPR」といったテクニカル指標をみてみると、反発の兆候が見られる。
①イーサリアム対数回帰レインボー
イーサリアムの歴史的な価格推移を対数回帰で分析し、レジスタンスとサポートを測る指標。どの地点から測るかによってレジスタンスとサポートの水準は異なる。

(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「イーサリアム対数回帰レインボー」)
例えば、もし2018年1月につけた過去最高値に沿った対数回帰の線(Band8)を辿ると、今回のサイクルの天井は1万6000ドル付近になることが分かる。
執筆時点のイーサリアム価格は3986ドル。Band5(2857ドル)とBand6(5327ドル)の間にあり、次の大きなレジスタンスは5327ドル、サポートは2857ドルであることを示している。
②ホドル・ウェーブ(少なくとも過去1年間移動しなかったビットコインの割合)
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。