著者 クラーケン・インテリジェンス

クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。

今回の強気相場が始まって以来、順調に増え続けてきたビットコインの「クジラ」がここにきて減少している。グラスノードによると、1000BTC以上を保有するビットコインアドレスの数は5月10日時点で1943。5ヵ月半ぶりの低さであり、短期的な売り圧力を懸念する声が出始めている。テクニカル的に見ると、短期でカギを握るのは50日間単純移動平均線(SMA)になりそうだ。

主要仮想通貨25種は、5月11日(UTC)に平均で8.37%上昇。上昇幅の中央値は4.4%だった。

主要仮想通貨25種のパフォーマンス5月11日UTC  出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily

ビットコインは4月25日に底値をつけた後、上昇レンジ(ascending channel)内をわずかに上向きで推移している。

最近、ビットコインは2020年10月以来で初めて50日間単純移動平均線(SMA)を下回った。現在は再び上回っているが、4月30日以降、50日間SMAをめぐる攻防は続いており予断を許さない状況だ。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。